家庭に洗濯のアドバイスをし始めて10数年になる。
相談は減るどころか、毎日のように相談をもらう。
今日は、「白い靴下をキレイにする技(できれば簡単に)を教えてください。」という相談をもらった。
今は棒石鹸で何度かゴシゴシしてある程度落としてから、粉石鹸を使って他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗っているとのこと。
で、落ち具合は、どんな感じなのかなーと思って、靴下の写真を送ってもらった。
この写真を見て、僕は、これぐらいキレイになっていたら、まずは十分だと思った。
これ以上はかなり手間かけないとだったり、それこそ機械が必要だったり、落とすのがかなり難しくなっていく。
そのことを、その人に伝えた。
すると
「プロにそう言っていただけてホッとしました。」
そう返って来た。
その言葉を見て、僕はすごく反省した。。。
僕は、今までどれだけ「きちんとキレイにすべき」だと押し付けて来ただろう・・・。
僕だけではない。
テレビのCMとかも「こんなに真っ白!」みたいなことをやり過ぎなんだと思う。
少しやりとりをすると、
「そうなんですね。本当に救われました。 お忙しい中、丁寧に対応していただき、ありがとうございます(T_T)」
という言葉を頂いた。
キレイにすることを伝えている僕が、「もっとキレイにしよう」ではなくて、「もうキレイにしなくていいです」と言うのは、矛盾しているかもしれない。
でも、プロの洗濯ではなく、家庭の洗濯なのだから、キレイにしないことでも、救われる人がいるのだ。
「そこまでキレイにしなくて良いですよ。」
これを伝えることも、家庭に洗濯を伝える僕の役割なんだと教えてもらった。