「環境にいい洗剤を教えてください!」という相談、多いのですが、洗剤だけ変えても大して環境によくならんと思います 。
洗剤だけ変えて、なぜか「洗濯の工程そのもの」を見直さない人も多い。
洗濯機の中で起きてる問題が解決されていないのに、地球規模の問題は解決されないのでは?
洗剤の成分を吟味することも大切。
だけれど、仮に「環境にいい」洗剤があったとして、それを毎回同じように使うのでは意味がないと思う。
だから僕は、洗剤を変えようではなく、「工程を見直そう」と主張する。
この見直すというのは一回だけでなく、「常に」だ。
「洗浄力」に関しても、高ければいいのではなく、どれだけ適正なのか?で計るべきだ。
その辺りを、今はメーカーもユーザーも履き違えているのではないかな?と思っている。
できるだけ少ないエネルギーでどれだけ柔軟に洗濯できるか?
そのことを考えたとき、これが環境に良い洗剤です、これを使っておけばOK、なんてものは存在しない。
洗濯って毎回同じように見えて同じでないのだから。
それを毎回、同じもので同じように洗って対処していたら絶対に「適正」にはならない。
多くの人は、真実は一つだ、答えは「あるもの」だと考えていると思う。
けれど、僕は、答えなんてないというか、ひとりひとり、毎回毎回で違うものだと思っている。