「どの洗濯機がいいのか?」という質問がメチャクチャ来る。
でも、今の自分の洗濯の「品質」を上げるために洗濯機を新しくするのって、あまり意味がないように思う。
洗濯機を変えて本質的に洗濯が良くなるってことは、少ない。
洗濯機は
「水をためる」
「水の中で衣類を動かす」
「水を流す」
「水を絞る」
(乾燥機ついてれば「乾かす」)
これらを自動でやってくれるだけの機械。
だから洗濯機は、入れたら汚れを落としてくれる魔法の箱ではなく、これらにかかる人間の手間を減らすための機械、だと思っている。
例えば、料理だったら、洗濯機は鍋みたいなもんだ。
「すごい良い鍋」買っても、多少は火の通り具合とか変わるかもしれないが、今まで作れなかった料理をいきなり作れるようになったり、すごく味付けがうまくなったりしない。
それよりも・・・
鍋に入れる前に何をする?とか、
鍋の中での出汁の引き方とか、
調味料とかの合わせ方とか、
使う人の「使い方」を変えていく方が劇的に変わる。
洗濯も一緒。
そもそも、今の洗濯機の形状はそもそもとして「手間を減らす」ために生まれてきてその延長線上で進化してる。
キレイにするための機械という側面よりも、人々を洗濯という重労働から解放するための機械という側面の方が強いということ。
だから5万円の洗濯機と30万円の洗濯機を比べても、6倍の洗浄力はないでしょう??(笑)
だから、僕はいつもキレイに洗濯をしたいのであれば、洗濯機を変えるのではなく、洗濯機の「使い方」の方を変えるべきだと伝えている。
どの洗濯機がいいか?どの洗剤がいいか?死ぬほど聞かれる。が、極端に言えば、洗濯機や洗剤は最低限あればなんでも良い。
今の洗濯機や洗剤そのままでもキレイに出来ることも多い。
「何を使うか?」ばかり求められることが多いのだが、それは「どう使うか?」がセットになって初めて意味を持つ。